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    3.連載記事「学校法人会計新会計基準について 第19回」
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 今回は、年度開始時にあたり新年度で行う振替伝票についてと説明いたします。
 前期末に「未収入金」「未払金」「前受金」「前払金」で計上していた仕訳を
 当期分の仕訳として振替える必要がございます。

 ●未収入金
 前年度に計上していた未収入金100,000円が、4月(翌年度)に入金されました。
仕訳    
現預金 100,000 授業料 100,000

資金収支計算書
科目 金額
その他の収入 100,000
  前期末未収入金収入 100,000

 ●未払金
  前年度の消耗品代の未払金200,000 円を、4 月(翌年度)に普通預金から払出しました。
仕訳    
未払金 200,000 現預金 200,000

資金収支計算書
科目 金額
その他の収入 200,000
  前期未払金支払支出 200,000

 ●前受金
 前年度に入金となった当年度入学生に係る入学金300,000 円を当該科目に振替ます。
仕訳    
入学前受金 300,000 入学金 300,000

資金収支計算書
科目 金額
学生生徒納付金収入 300,000
  入 学 金 収 入 300,000
   
資金収入調整勘定 ▲300,000
  前期末前受金 ▲300,000

●前払金
 前期末に支払った旅費400,000円を4 月(翌年度)に経費科目へ振替処理しました。
仕訳    
旅費交通費 400,000 前払金 400,000

資金収支計算書
科目 金額
教育研究経費支出 400,000
 旅費交通費 支 出 400,000
   
その他の支出 ▲400,000
 前払金支払支出 ▲400,000

 以上が前期末に計上した仕訳の振替となります。







                                                      記事担当 佐藤英雄


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